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2007/11/25

「Google Earth」は「Google Maps」に吸収合併か?

GoogleはGoogle MapsにGoogle Earthの機能を2つ追加した。そこで疑問が起きてくる。いったいGoogle Earthに将来はあるのだろうか?

Google Mapsに付け加えられた2つの新しい機能の一つは上空を飛びながら地形を見る機能だ。これはだいぶ前からGoogle Earthにあった機能だが、今やGoogle Earthをダウンロードする必要なしに、Google Mapを利用して地形を見ながら上空を「飛ぶ」ことができる。

Mapsのもう一つの新しい機能は、Google Earthにあったコミュニティーへの情報提供だ。「Our Maps」はwiki方式でユーザーがGoogle Mapsに情報提供する機能だ。これで特定の場所にメモをつけたり、その情報を友達と共有したり、一般に公開したりできるようになった。

GoogleはKeyholeを2004年10月に買収した。理由は誰の目にも明らかで、Googleは当時地理情報分野に本格的に進出しようとしていたので、衛星画像の利用技術が欲しかったからだ。 Keyholeの技術でGoogle Earthが可能になった。Google Earthをダウンロードしてインストールすると、当時としては前例のない精密さで宇宙から見た地球の画像を見ることができるようになった。しかし Googleは、Picasaその他わずかな例外を除いて、本質的にソフトウェアそのものを提供する企業ではない。GoogleはKeyholeから得た機能の多くを次第にGoogle Mapsに移し換えていった。この間、Google Earthへのサポートも続けられたわけだが、これがいったいどこまで続くのだろうか? 時ととともにGoogle MapsがGoogle Earthの機能を吸収していくにつれて、Earthの魅力は薄れていかざるを得ない。同時にGoogle全般の戦略としてダウンロードしなければならないソフトウェアより、ウェブから直接利用できるサービスを優先するというのは自然である。Google Earthはまだしばらく続くだろうが、Googleの思惑次第でいつ消えていくことになっても不思議ではない。今やGoogle Earthの機能はすっかりGoogleMapsに吸収されているうえに、Mapsはオンライン・サービスであり、ダウンロードが必要ないのだ。私は GoogleはEarthのサポートを来年か再来年あたりで打ち切る準備を進めているのではないかと思う。 


同サービスの吸収もあるのかと思いつつ、ジャンルとしてかぶっているのであれば合併もありですね。
g唯一のインストール型アプリケーションをオンライン上で出来ると嬉しい。

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