ブックマークに追加する

2007/11/15

博報堂DYの07年9月中間期、収益性の改善で利益が倍増

博報堂DYホールディングスが11月14日に発表した2007年9月中間期(2007年4―9月期)の連結業績は、売上高が5238億5800万円で、前年同期の5066億9600万円に比べ3.4%増えた。純利益は75億500万円で、前年同期の36億2900万円から106.8%増益となった。

制作業務を内製化したほか、体制拡充などの対策で売上総利益率が前年同期比0.8ポイント増の15.0%になり、収益性の改善が増収につながった。営業利益は124億5500万円で、前年同期の72億6800万円から71.4%増。経常利益は131億9500万円で、前年同期の81億1600万円から62.6%増。

事業別の売上高は、広告事業が5232億900万円(前年同期比3.4%増)となった。官公庁や飲料、不動産、住宅関連の広告が増えた。人材派遣業や不動産賃貸業を含むその他事業の売上高は、前年同期と同じ37億3000万円。

主な広告子会社の10月における売上高は、博報堂が590億2800万円(前年同月比1.2%減)、大広が111億2300万円(同2.6%増)、読売広告社が74億1100万円(同5.7%増)。

今後の経済状況は、原油や原材料のコスト上昇、円高/ドル安、サブプライムローン問題などの影響で全体的に不透明で、広告市場全般の短期回復は難しいと見ており、下期の営業利益を前年同期比24.1%減に下方修正した。下期の売上高は従来予想の同2.5%増から横ばいに修正した。

0 件のコメント:


ブックマークに追加する