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2007/11/28

グーグル、石炭より安い再生可能エネルギーの開発に乗り出す

グーグルがフィラントロピー事業部門Google.orgを通して石炭よりまだ安いクリーンエネルギー技術の研究開発予算として数千万ドルの投資を行うことを本日(米国時間11/27)明らかにした。

共同ファウンダーのラリー・ページはソーラー熱と風力エネルギーこそが今後の進むべき道だと考えている。

グーグルは既にIdealab出身のeSolar社、高高度風力発電会社Makani Powerと共同で事業を進めている(グーグルが各社に投資してるかどうかは不明)。本社ビル屋上のソーラーパネル設営では、これまた偶然にもIdealab出身のEnergy Innovationsと共同で働いた経験も。このEnergy Innovationsはフレネルレンズを活用した独自のソーラー集中型技術の開発を進めているんだが、ここでは横道の話になるかな。

グーグルはエネルギー効率の良いデータセンターの運営で培った専門知識を、もっと広範な再生可能エネルギー事業に活用したいと考えている。どう見ても検索や世界の情報を整理する本業とはなんの関係もない事業なのでGoogle.orgの管轄に置いたというわけだ。でもグーグルには投入する資金がある。仮にそこから何か結果が出るなら、それは本当に価値ある成果となるだろう。

それにしても石炭エネルギーより安い再生可能エネルギーを補助金なしで実現するなんて、誰が取り組んだって途方も無い難題だ。これだけ大胆なゴールなら達成できなくても誰もグーグルは責めない。成果が挙がれば何であれ絶賛の嵐だろう。だがまあ、彼らは頭の切れる連中だ。地球温暖化も規模は大きいが、とどのつまりはエンジニアの問題。ね? ラリー・ページなら毎週火曜日の20%(G社員の自由時間割り当て)で解決できる問題かもしれない。


すごいなあ。本当に世界牛耳るかも。

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