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2007/08/12

「夕凪の街桜の国」を見てきました

ボクはこの原作が好きでして。
原作に思い入れがあると他メディアに展開されたときの粗というものに良く気付きますが、今回はそれを前提で見に行きました。

やはりというか、満足いくものではなく典型的な「原作の方がよかった!」という台詞しか出ないものですが、最近の漫画の映画化はそれが多く感じます。

理解をしながら読んで行く前提のマンガと違い、一定のペースや時間内で理解させないといけない映画では、制約があるのは分かりますが、ある程度は「漫画を読んでから来ている。」とか「映画の後に原作を見てもらう」という割り切り間は必要じゃないのかと。
そこから産まれる媒体越えがメディアミックス(死語?)じゃないのかなあと。

こういったファンが濃いい映画は、全方的より絞った方がいい。
とは言えすすり泣く人たちの声は上映中聞こえていました。

ボクはこの原作で好きなシーンがあり、
全編の主人公である女の子が、買ったばかりの靴を履かず裸足で帰社するシーンがあります。
不思議に思った同僚が聞くと、
「新しい靴を買った嬉しさを継続するためなるべく履かずに大切にしたい。
なるべく靴底をすり減らさないため裸足であるいてる」という。
あ。ちょうど新刊ではそのシーンが表紙になっていますね。

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