ブックマークに追加する

2007/09/13

フェアユースの方がコピーライトよりも経済的効果は大きい

GIZAZINさんのサイトより

いわゆる「フェアユース」(公正使用)の方が「コピーライト」、すなわち著作権を保護しまくるよりも経済的効果は大きいとするレポートが日米欧の大手コンピュータ企業・通信会社で組織する業界団体「Computer&Communications Industry Association(CCIA)」から発表されました。CCIAにはGoogle、Yahoo!、Microsoftなどが名を連ねています。

このレポートは米国での市場効果を検証したもので、それによるとフェアユースによってアメリカ経済には年間で総額4兆5000億ドル(約511.7兆円)の利益がもたらされており、これはコピーライトによる著作権保護によって得られた利益を上回っているそうです。

レポートによると、著作権保護による利益はこれまでで総額1兆3000億ドル(約147.8兆円)でしかないとのこと。また、利益だけでなく、フェアユースはアメリカの経済に付加価値をもたらしており、その合計額は2兆2000億ドル(約250.1兆円)になっているとのことです。

アメリカの場合のフェアユースとは、著作権者の許諾なしに著作権法で保護されたものを使用できるというもので、特にインターネット関連企業はこのフェアユースによって莫大な利益を生み出しているとされます。

ただ、アメリカにおいてもフェアユースなのか著作権法の侵害なのかという判断はケースバイケースであるため、一種のギャンブルに近いのが実態であり、ネット上のページを回収して検索エンジンを提供しているGoogleの場合は判明している分だけでも訴訟を4回起こされています。

なお、今回のレポートの目的は、著作権の行使によって利益を得ている既存権益者達に対し、著作権立法においてはバランス感覚が必要だということを示すためのものだとしています。
日本でもジャスラックさんや、ヤマトの作者さんで賑わすコピーライト問題ですが、コピーライト保護によって得られる利益は一個人(企業)であり、フェアユースは均等利益。
経済効果の問題よりも、誰がどれだけの収益を得れるかという問題が一番大きいかも。
まさに資本主義と社会主義。

マルクスとエンゲルスのサイトは、コピーライト表現が入ってる事自体が矛盾ということ。

0 件のコメント:


ブックマークに追加する